待機児童問題が男性の退職につながるとしたら?-2017年末の待機児童ゼロは困難、退職せざるを得ない女性も | ニッセイ基礎研究所 - 株式会社ニッセイ基礎研究所 (登録) 先月から今月にかけて、今年4月1日時点の保育所等の待機児童数の状況を公表する自治体が増えている。それらを見ると、都市部を中心に依然として厳しい状況が続いている。2月の衆院予算委員会で首相が言及したように、「2017年末に待機児童ゼロ」という目標達成は ... (出典:株式会社ニッセイ基礎研究所 (登録)) |
去年7月の都知事選で「待機児童ゼロ」を目標に掲げ、
「保育園の広さ制限などの規制を見直す」と訴えた小池百合子都知事。
しかし「都民ファーストは看板倒れ。マスコミ受けするパフォーマンスばかりで、
待機児童問題を悪化させている」といった失望の声が各所で出ている。
タワーマンション建設ラッシュで保育園問題が深刻化する中央区で、子育て中のAさんは怒りを露わにした。
(中略)
Aさん宅の近くではタワーマンション「勝どきザ・タワー」(中央区勝どち5丁目)が完成した。
全部で1500世帯の大規模マンションだが、保育所の併設はなく、隣の街区に定員45人の保育所が
新設されただけだった。30~40代が多い入居者の児童を受け入れるには、これでは小規模すぎる。
(中略)
「中央区では2010年に『街づくり条例』を作り、3000平方メートル以上の建物を建てるときには
子育て支援施設の併設を要請できるようになりました。ただし強制力はなく、併設しない業者もいますし、
その規模も数十人程度です。一気に1000世帯以上も増えるタワーマンションの、児童数増加の
受け皿にはなりえていません。そこで都に対して『活用できる都有地を教えてほしい』と要望したのですが、
無回答でした。5年前に比べて中央区(人口約15万人)は500人も年間出生数が増えているんです」
(中央区の待機児童問題担当者)
「保育園問題に取り組む」と知事選で語っていたはずの小池知事は、タワーマンション急増による
保育園不足の実態調査すらしていない、“職務怠慢状態”なのだ。
(後略)
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https://netallica.yahoo.co.jp/news/20170516-34005602-aspa